BACKGROUND
企画が生まれたきっかけ
「馬主になって、いつか”SGビジネス”をロンシャン競馬場で出走させたいよね」
ある日の他愛のない雑談から、「じゃあ、生成AIで次のジャパンカップを予想してみよう」という一言が飛び出し、この企画が生まれました。
生成AIは急速に実用フェーズへと移行しており、私たちIT企業にとっても導入はもはや緊急の課題です。とはいえ、AIは開発や業務ツールだけが入口ではありません。楽しみながら使い、日常のあらゆる場面に取り込んでゆく。そのことも、AI活用の大切な一歩だと考えています。この対決も、そんな取り組みのひとつです。
対決の構図:「生成AI社長」(ChatGPTにプロンプトを投げる担当) VS 「競馬歴35年の新人」(経験と好きな馬を選ぶ担当)。そして時々、謎の専門家「IT梅ソムリエ」が乱入する。
ROUND 1 - AI PREDICTION
ChatGPTに予想させてみた
プロンプトはシンプルに。
まず基本の予想を出し、続けて枠順情報を追加して再考させました。

枠順データを追加入力すると、AIは過去10年の枠別成績を参照し、より精緻な分析を展開しました。


JCは荒れる可能性は低いと考えている。AIは順当な予想。これは勝てる!!AIの予想は世界一いぃぃぃ。
ROUND 2 - HUMAN PREDICTION
競馬歴35年の新人の予想
対するは35年のキャリアを持つ「競馬歴35年の新人」。
競馬界ではまだまだ”新人”。それでも馬への愛と情熱だけは誰にも負けない。


新人
3歳勢が強そうですが…個人的に好きな馬を買い目に入れています。
AIが統計と枠順分析で馬を選ぶ一方、人間側はフィーリングと「推し」で馬を選ぶ。
意思決定プロセスの違いが、これ以上ないほどくっきりと浮かび上がった対決でした。
RESULT
結果発表


反省の弁
勝ちました! ただ、今回AIに自分の予想を組み合わせていれば、夢の3連単もとれたかもしれない。
でもタラレバですよね。まずは1勝!有馬記念の軍資金が増えたことは喜ばしいです!
AIの分析は「順当な結果」を高精度で広い上げました。過去データ・枠順・斤量・・・複数の変数を同時に処理するのは、まさにAIが得意とする領域です。
一方、人間側の「好きな馬を買う」という意思決定は、今回は実らず。ただし、これは35年の経験が無駄だったということではありません。
経験値は「荒れたレース」「イレギュラーな馬場」など、データが薄い状況でこそ真価を発揮するはずです。
EPILOGUE
しかし、、、有馬記念で全部溶けました

これもまた、データが示す真実です。短期的には「AIが当てる」ことはあっても、競馬という複雑系の前では、AIも人間も長期的には同じ地点に戻ってくる。競馬は難しい。
でも、それでいい。
この対決の目的は「儲けること」ではなく、「楽しみながら生成AIの使い方を学ぶこと」だったのだから。
TAKEAWAY
IT企業として学んだこと

「今回AIに自分の予想を入れれば、3連単も取れたかも」という反省の弁は、実は非常に示唆に富んでいます。AIに人間の経験・直感を「追加のプロンプト」として入力し、融合させる。これがビジネスでも競馬でも、次のステップです。
